「子どもと家族・関係者の集まり ポン太クラブ」
代表 外山明美

自分で障がいの知識を学びたい。 知的障がいについて何も知識がない私。 子どもと一番長く一緒にいる私が何かしてあげるのが一番いいわけで。 ただ単純に勉強したい、それだけでした。

『自分に出来る事をできる範囲で楽しみながら』がモットーです!

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2011/02/27

ジャガイモ植え(耕す1).jpgジャガイモ植え(耕す2).jpgジャガイモ植え(説明).jpgジャガイモ植え(植える準備).jpgジャガイモ植え(種芋).jpgジャガイモ植え(仕上げ).jpg

ポン太畑をみんなで耕して(ここはちょっと前にサツマイモ畑でした)。

子ども達も随分慣れてきてるんですよぉ

上手に耕せたら、学生さんからのジャガイモクイズっ!!!

植えるジャガイモは3種類 「メークイン」「男爵」「キタアカリ」 

ジャガイモって、ナス科で、食べてる部分は茎なんですねぇ~

○○年生きてて初めて知りましたっ あははっ

そして、種芋の切り口には灰をつけるんです。

消毒の役目。。。知ってた子ども、いましたよぉ~

5月か6月には ポテトフライで食べてるのが楽しみぃ~

子ども達のご希望ですっ

カレーも作って、ポン太塾でも皆で食べよぉ~

ジャガイモ植え(レタスの収穫・ほうれん草間引き).jpgジャガイモ植え(ほうれん草間引き).jpgジャガイモ植え(泥団子).jpg

12月に植えていた リーフレタス・ほうれん草・春菊・水菜たち。

 無事に育ったのはリーフレタスとほうれん草。

春菊と水菜の芽も出てたんだけど、新燃岳の灰が積もって

残念ながら育ちませんでした。。。

今日は、元気なほうれん草たちの間引きと、

リーフレタスの収穫。

これからも元気に育って、私たちの栄養になってくれぇ~っ

2011/02/27

石鹸1.jpg石鹸2.jpg石鹸3.jpg石鹸4.jpg石鹸5.jpg石鹸6.jpg

ハーブを使って、石鹸と消臭剤作りをしました。

 

使用したハーブは

「ローズマリー」...肌のたるみやむくみを解消する。フケを抑え、毛髪の成長を促す。

「レンモングラス」...ハリを与える。リンパの流れを良くする。皮脂のバランスを良くする。

 

まずは、石鹸。。。

材料は、①無添加の石鹸(すりおろしたもの650g) 

      ②ハーブ抽出液(200cc) 

      ③蜂蜜(50cc)

贅沢でしょ~っ

材料を見ただけで、使って良いこと間違いなし!って感じ。

材料を図るのがちょっと大変かもしれないけど、親子ですればそれも大丈夫っ!

作り方は簡単だし、身体にも凄く良いし。

粘土をこねるみたいに材料を混ぜたんだけど、

子ども達は大喜びっ! 感触が柔らかくて気持ちいいの。

石鹸の形も好きなものを作ってOK!

写真に残すの忘れてた私がオマヌケだったんだけど(笑)

ハート、丸、四角、アンパンマン、、、いろいろ作ってましたぁ~

 

実際にお家で使ってま~す!

お風呂でも、泡立ちが良くて使いやすいです。

お肌にも良いような気がしてます、本当に。

正直、石鹸のハーブの香はよくわからない...

それは家が使ってるハーブ入浴剤のせい???

 

アロマオイルスプレーも簡単っ

①無水エタノール(5ml) ②精製水(45ml) ③アロマオイル(精油15滴くらい)

これを混ぜるだけ。。。

2011/02/23

子どもとつくろう!楽しく分かる算数・数学の世界

子どもたちの「算数が分からない」「算数は嫌い」に困っている先生。
「あ!わかった。」という算数を教えたいけれどどうすればいいか分からない先生。
教科書通りに教えたんだけどテストができていない!!どうすればいいのか分からない先生。
何か分かりやすい教具はないか悩んでいる先生。
一緒に教え方を勉強しませんか。
3月10日(木)18:30~19:30 
●宮教祖都北支部 教育会館(都城市北原町27-6)
   ℡ 0986-24-3485  mtu-thk@jeans.ocn.ne.jp 
●問合せ先・連絡先:森 利恵 
   090-9071-1646 rie.miyakonojo.mori@docomo.ne.jo
 

2011/02/23

一人ひとりの教育ニーズに応じる
デジタル読み書き支援~社会科単語ソフト~ 
社会科の教科書(小3~小6)に出てくる漢字単語1150語について、読みの習得を図るためのソフト
 
ネット上で無料で誰でも利用可能ですよぉ

2011/02/22

20日講座.jpg20日講座(教材作り).jpg

通常学級におけるニーズを満たすのに特別な困難を抱え、支援者の学びと工夫を必要とする子どもへの学習支援「共に、一歩前へ」

 23年2月20日(日)9時~16時、都城総合文化ホール・ワークルームで学習会・講座を開催しました。

保護者・教員・支援員・学生などが集まり、学習支援について一緒に学びました。

今回は算数・国語が主で、支援方法もですが教材も作ってみましたよぉ。同じ算数の問題でも、その子どもに合った支援方法もいろいろあって、、、本当におもしろかったんです。発見がいっぱいで、自分はこんなに知らないことだらけなんだって実感。。。もっと欲がでてくるばかりで、今回の内容をもっと深く聞きたいとも思うし、中学校の国語や数学、英語も聞きたいと思ってしまう。。。

誰が聞いても楽しい勉強会だと思えます。

今後も継続して開催したいです。

 

参加された方の感想を下記に掲載します。

●特別支援教育についてとても興味があり、参加させていただきました。クラスにもなかなか学習についていけない子がおり、日々分かりやすくするために教材研究しながら授業しています。参考になることがお聞きする事ができ勉強になりました。ありがとうございました。今後に少しでも生かしていきたいと思います。

 
●とても勉強になりました。勉強の教え方1つにしても、1人1人に合った方法がたくさんあるので、選んで、一緒にやっていくのがすごく大変だけど、楽しみながらやれたら良いのかなと思いました。教員になった時、使えることばかりだったので、教材作りなど参考にしたいと思います。
 
●障害についての大まかな内容について教えていただき、具体的な場面での紹介があって分かりやすかったです。今後気をつけていきたいのは「ユニバーサルデザイン」です。特別支援は一人一人の特性を見極め、一人一人に合った対応・指導をしていかないといけません。一人一人に対して0からスタートさせるのではなく、ある程度効果的な対応・指導法を知り、実践し、そこから修正していかなければ、失敗ばかりを子ども達に経験させてしまうだろうなと反省しました。セルフエスティーム(自尊心)を高めるためには、学校だけでなく、家庭でもそして地域でも、最低でもマイナスとなる対応・指導はしないよう、こういった勉強の場が多く、身近に設定されることを望みます。すぐにできるセロトニン5(見つめる、ほほえむ、話しかける、ふれる、ほめる)をやっていきます。
 
●久しぶりにお伺いしたら本当にたくさんの"うれしいお土産 おいしい学び"がありました。そして、出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。また参加させて下さい。
 
●いろいろなお話を聞くことができ、勉強になりました。また参加させていただきたいと思います。
 
●非常に為になるスライドでした。今日は主に算数についてでしたが、様々な場面で引用できるものでした。数は生活を営んでいくなかで関わらざるを得ない分野ですので、児童館などでも毎日のように子ども達と一緒に考える機会があります。子ども一人一人が理解でき興味がわくポイントが違うので、様々な方法でアプローチする必要があるので、その教材として引用させていただきます。
 
●学校に行っている時には聞けない、教え方や声かけのやり方など様々な話しが聞けて良かったです。どちらの方もとても気になる話だったので、もう少しゆっくりと聞きたかったです。
 
●時間をもっととって、くわしく聞きたいと思いました。学校での教え方や、算数の時の工夫など、色々と知れてよかったです。
 
●石本先生の記憶のお話は...「グッとなみこし」はすごいアイデアだと思いました。いかに記憶・経験が大事かがわかりました。実践してみたいと思います。森先生の教具の工夫はすばらしいと思いました。操作教具も経験なので、記憶に残る学習だと思いました。 
 
●すごく具体的にわかりやすい話をされて、今後の実践に役立てていくことができそうです。
 
●とても不思議な気持ちです。勉強が大嫌いな私が、大人になって学校の先生たちの間にはいって「ここ」で勉強しているのが...。私の時代にもこういう勉強の仕方があれば、もう少し私も頭が良かったかも...。私は介護士ですが、お年寄りに計算問題をしてもらった時に(とても計算の得意な90歳の女性) 9×0=9 と書かれて 0 をかけたら 0になる と言っても理解してもらえませんでした。ようするに、そういうふうにしか覚えてないわけで...(私が)。子供の1年生の時の担任の先生に「何もない(0)」が9つあっても何もない だと言う教え方をしてもらいました。TOSS宮崎の先生でした。
 
●声掛け、言葉かけ1つで子ども考え方を変えることができるんだと思いました。逆に言えば、上手い言葉掛けをしないと、ずーっと悩んでストップさせてしまうんだと改めて実感しました。その子に合った声掛けを考えていきたいです。お母様方のお話、すごく考えさせられました。今日いらっしゃっている先生方は本当に素晴らしい先生ですが、全体的にそうかと言われれば、そうじゃないですよね...。子どもさんも自分から言える子、言えない子、様々だろうと思います...。いい先生にめぐりあえたらラッキーではなく、保護者の方が安心して、子どもさんを預けられる所でないといけないなぁと考えさせられました。
 
●とてもいい学習指導例のお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。私の場合は、農業・園芸分野からのアプローチを通じて、例えば植えた作物の名前を書くことから漢字を書く機会や、収穫物の数量を教える時も子ども達の発達段階に応じて、たし算・かけ算などを用いる事によって、教室だけでなく畑で教えれる事もできると思いました。又、そういった機会を少しでも子ども達の為に提供できればと思いました。
 
 

 

2011/02/20

「重い自閉症のサポートブック」著 高橋みかわ 本体1600円 ぶどう社
★この本ではー常同行動、かんしゃく、パニック、笑い、自閉傾向サインなどについてのとらえ方やサポート方法、そして、トイレや歯みがき、コミュニケーションなど 日々の生活に密着したサポート方法を、「サポートブック」を通して紹介。 
●高橋みかわさん、小林市ご出身、現在は仙台市でご活躍中。昨年夏には、都城きりしま支援学校小林校で講演されました。とても明るくて素敵な方なんです。バイタリティー溢れて…元気をもらえるんです。こんな子育てが出来るといいなぁ~って目標になるみかわママなんです。ブログも楽しいですよぉ~ ぜひご覧になってください。毎日更新されてますから。 
 「みかわの徒然日記」http://ameblo.jp/kiramama42/
 
 
「発達障害児本人の訴えー龍馬君の6年間ー」 Ⅰ TOSS編600円 Ⅱ 逐条解説編600円(2冊セットで1,000円)                                                                     ★ 「小学校の6年間、へんてこな障害のためにぼくはずっと苦しかった。自分ではどうにもならないのにわけわかんなかった。だから、みんなにわかってもらえないなら、先生方には伝えようと思いました。」発達障害をもつ小学校6年生が「夏休みの宿題」で、自分の体験を50ページほどにまとめた冊子の中にある一部分です。苦しかった小学校6年間の学校生活の中で混乱して分からなかった事を伝える一冊です。http://www.tos-land.net/

 

2011/02/20

みんなで熊本のグリーンランドに行きましょう!!!

 

大型バス2台借りました。子ども達は大喜び間違いなしですよねぇ~
 
●3月19日(土)8時出発(都城市総合福祉センター西側駐車場・大型バス2台に乗って行きます)~18時帰着予定。※グリーンランドでは4時間遊べる予定です(雨天決行) 
●参加費:大人1,200円、子ども3,000円 
●昼食は各自で準備 
●申込〆切:3月4日(金)外山まで daichi-kentarou@btvm.ne.jp  090-3882-6498 
※参加希望の方、打合せしていきましょう。遠慮なく何でも聞いて下さい。
都城市こども基金活用事業補助金での活動です。

2011/02/05

2月4日学習会.jpg

★「子どもさんとご家族から教えられてきたこと」

   ~自身をみつめる視点をどのように育てていくか~

●講師:石本隆士 氏

  (臨床発達心理士、自閉症・情緒障がい特別支援学級担任、指導教諭)

 

保護者や教員、療育関係者などが集まっての学習会となりました。

石本先生には参加された皆さんもお世話になっていることが多く、既に知っていることもあり!?和気藹々な感じの学習会でした。

 

下記に参加された方の感想を掲載します。

     家族間でのコミュニケーションの大切さを改めて感じることが出来ました。子どもとよく会話して、子どものよさをたくさん見付けることに努力したいと思いました。「いいこってどんな子」「だめよ デイビット」を子どもを一緒によんでみたいと思いました。失敗するのは当たり前なので、それを乗り越える力をいろいろな経験をさせながらつけさせることが親にしか出来ないプレゼントかなぁとも思います。母親になれた事をいつも幸せだと思い感謝し、私自身も成長していきたいと思います。

 
●    「自身をみつめる視点」...ちょうど今、これを意識しはじめたころです。とてもいいタイミングでおはなしがきけました。子供にとって、安らげる空間を少しでもふやすことができたらと思っています。
 
     我が子の成長、自分の成長...などなど日々時間に追われ、自分がいっぱいいっぱいでも子どもたちがそれなりに成長していってくれているのは、周りの方々のサポートのおかげ様と思います。私は自分の許容範囲の把握ができていないくせに、いろいろと抱えすぎる感はありますが、私も自分が苦しかったときに出会った方々から力をかしてもらって助けていただいています。それを忘れずに、つらい思いをしている子どもたち、そのご家族の方々に寄りそえる人でありたいと思います。そんな中、こうして貴重なお話を伺える機会をいただけることは私にとって、かけがえのなエネルギーとなります。
 
     ポン太クラブのきっかけや現状がわかることができるとともに、人とのつながりで、自尊心が高まることを実感しています。また良いお話を聞きたいので、よろしくお願いします。
 
     ADHDのチャートの中で、『自分のしたいこと < しないといけないこと』の、この育て方を詳しくおしえていただけたらと思いました。久々に石本先生のお話を聞いたら、さすがだなぁ~と思いました。
 
     今日はとても貴重なおはなし、ありがとうございました。『そばにいてほしい人』とても考えさせられました。質問にもありましたが、私たち親が相談する場所・人はいても、子ども本人が頼れる人はいるのだろうか?今後の課題だと思います。失敗の考え方も今後取り入れて楽しく過ごしていける様に努力したいと思います(無理せず)。
 
     告知については本当に考えてしまいます。するべきかしない方がいいのか、いつするべきか、また兄弟にはいつするべきかなど。やはり本人のことをよく理解しながら今から考えていきたいと思いました。
 
     ハンディキャップを持った子供を育てていると"冷静に"と思いつつも、やはり周りと比べる自分や悲観的な考えをもってしまう自分もいてしまいます。「今日、よいことコレクターになろう」や"「気分を変える語りかけ」ができるようになろう"はとても参考になりました。今度は「ポジティブ シンキング」について、お話を聞けたら嬉しいと思います。
 
     久しぶりに石本先生の話を聞くことが出来てうれしかったです。最後に質問された方の問題を聞いて、自分も考えていたことだったので参考になりました。やっぱり来て良かったです。
 
●ポン太で出会えた全ての方々に救われてきました。いろいろな学習会を通して相談もさせていただいてます。このつながりを大切に、今はまだ子育て真っ最中ですが、いつか私流な...保護者の方々に、私の経験談を話せる日がくれば良いと思います。このつながりは私にとって一生の宝です。

2011/02/05

宮崎大学の山下亜紀子先生と学生さん6名に、保護者や関係者が集まっての座談会となりました。

自己紹介から始まり、お母さん達が経験して感じてきたことをいっぱい話してくれました。

それについて、将来教員を目指す学生さんたちが感じたことまとめてくれています。

ぜひ読んで欲しいと思います。

 

ポン太クラブ座談会に参加しての所感①
 
 私が、ポン太クラブ座談会でそれぞれのお母さんたちの話を聞いて、いちばん心に残っている話は、兄弟児の問題についての話です。それは、障害のある子ども自身やその親たちだけが悩み苦しんでいるのではなく、その兄弟たちもまた内に秘めているそれぞれの思いがあるというお話でした。私はその話を聞いて、とても胸が痛くなりました。そしてとても難しい問題だと思いました。たとえば、家族の中に一人、障害をもった子どもがいれば、お母さん(もしくはお父さんやその他の家族)がその子につきっきりになり、もう一人の兄弟には、あまり関わることができなかったり、構ってあげることができなかったりすることになると思います。また、障害を持った子どもが長男や長女で、下の子どもが健常児であれば、自然に下の子に頼る形になってしまって、下の子が変に“大人”になってしまうという話もありました。その他にもきっと、クラスになじめなかったり、そんな兄弟を見たり、「自分がしっかりしなければ」、「お母さんを支えなければ」と考えたりなど、色々な感じることがあって、抱えていることも決して軽くはないことだと思います。だからといって、そのような下の子どもに対して申し訳なく思ったり、ごめんねと言ったりすることは、障害をもっている子どもを否定することにもなりかねないし、当然のことですが否定したくはないという思いもあり、そこには大きな葛藤があると思います。また、同じような状況にある兄弟児たちの間で会話をすることもあり、そのようなことをお互いに話しているということを聞いた時、私は「ポン太クラブはこのような場面でも役に立っているにか」と驚きました。ポン太クラブというのは、“障害のある子どもを育てているお母さんたちが集い、情報交換や心のより所としての場”というイメージが私の中にあったので、お母さんたちの気持ちが少しでも和らいだり、日頃のストレスを発散することができたり、お互いに情報をもらったりして役に立っているとばかり思っていました。しかし、同じような状況の友達の輪が広がることで、兄弟たちもそのような場を、少しかもしれないけれど共有することができるということに繋がっているというのは、すごく意義があることだと思うし、良いことだと思いました。家族生活学演習の授業では、障害をもった子どものいる母親には、かなりのプレッシャーがかかってきており、専門職からのプレッシャーや他の母親からのプレッシャーなどがあると学習しましたが、このような自分の子どもについて正直に語ることのできる場があると、プレッシャーは少しずつ軽減することができると思いました。周りに同じような境遇の人が居なくて、自分一人で育てていこうとすると、どうしてもストレスがたまってしまったり、自分が滅入ってしまったり、周りからのプレッシャーに押しつぶされてしまったりすることが多いと思います。それは、今日の日本の社会ではまだまだ障害についての偏見があったり、正しい知識を持っている人たちが少なかったりと、理解されないことが多いからです。だから、ポン太クラブのような場所があることは、とても良いことだなあと感じました。
 それから授業で読んだ文献には、母親は子どもに障害が発生した原因を探したり、自分のせいだと自分を責めたりして、自責感を感じており、そのような内的作業を繰り返していく過程でだんだんと子どもの障害を認めるようになる、という風に書いてありました。今回話を聞いたお母さん方は、これまでに様々な悩みや自責感を感じることがあったり、それは私たちには想像も出来ないくらいの葛藤を今までに乗り越えて来たという過程があるのかもしれないけれど、皆、それぞれが子どもをしっかりと認め、たっぷりの愛情をもって全力で育てていらっしゃるなあと感じました。また、自分の子どもの特性を冷静に見つめ、理解しているなあと感じました。それは、話し方や話の内容などに現れていたと思います。話す内容も話し方もすごくおおらかで、とても優しい感じがしました。子どもとのコミュニケーションもきちんととれていて、信頼関係もしっかりしていると感じました。障害が発覚した時に、ショックではなくむしろ「やっぱり」と思ったとおっしゃっている方もいて、障害と診断されるまでは、逆に皆と違う自分に苦しんだり、悩んだりといった辛い悩みがあるのだなと思いました。それは子ども自身が敏感に感じ取っていることであり、その感じている違和感は正しくて、大切にすべきなのだなと思いました。
 それから、新美さん・植村さんは「しょうがい児の母親は、健常児の母親よりも育児にストレスを感じている。」と言っていたり、刀根さんも「発達の不安や懸念はストレスの要因になっており、全体的に育児ストレスを高くしている。」と言っているように、一般的に考えると障害をもった子どもを育てていらっしゃるお母さんは、健常児を育てていらっしゃるお母さんと比較すると、多大なストレスを抱えていたり、悩みが多かったりといったイメージをしやすいと思います。確かに精神的にも身体的にも、障害をもった子どもを育てるということはものすごく労力が必要なことかもしれないし、大変なことかもしれないけれど、そのようなことを超えた深い愛情を、今回の座談会の話の中に感じることが出来ました。
 座談会に行くまでは、障害をもった子どもを育てるお母さんの気持ちは、勝手な想像でしか考えたことが無かったけれど、今回実際に話を聞いてみて、私が考えていなかったようなこともあって、考えが深まりました。もっともっとポン太クラブのような団体が増え、人々の間に浸透していけば良いなと思いました。
 
 
 
 
ポン太クラブ座談会に参加しての所感②
 
 今回ポン太学習会(座談会)に参加してみて、「しょうがい」をもつ子のお母さん達の体験したことを中心に様々なお話を聴くことができました。その一つ一つのお話・言葉から、御母さん達の苦労や不安が伝わってきました。今まで「しょうがい」というものに接する機会がなかったので(関心もあまりなかったし、むしろ遠ざけていたように思う)、お話を聴いてとても衝撃を受けました。
 10月に参加したポン太クラブの草そりでは,「しょうがい」をもつ子どもと1日を過したが、参加前に思っていたよりは大変ではなく、愛着をもって接することができていたと思います。子ども達やお母さん達の素敵な笑顔が印象的で、ボランティアとして参加した私も充実した1日でした。その経験から、「しょうがい」をもつ子どもの世話は「配慮すべきことは多いが、なんとかやっていける」というイメージをもちました。
 しかし、その子どもたちと普段生活を共にし暮らしているお母さん達のお話からは、子どもへの愛情の裏に、お母さん自身が犠牲になって精神的にも身体的にも疲れ果ててしまっているという現状がうかかえました。それは話の内容だけでなく、表情や言動にも表れていたように思います。それまで静かに他の人の話しに耳を傾けていたあるお母さんが、自分の話す番になった途端、普段ため込んでいたものを吐き出すかのように勢いよく体験談を話しだしていました。その内容は決してやさしいものではなく、辛く苦しいことの方が多かったように思います。それでも誰かに聞いて欲しくて仕方がないのだろうと思いました。
 このことから、座談会で配られたレジュメの「しょうがい児の母親は、健常児の母親よりも育児にストレスを感じている(新美・植村1981)」にとても納得しました。また、しょうがい児の母親特有の育児ストレスはたくさんあるのだろうなと思いました。しょうがい児の他に兄弟姉妹がいる場合(しょうがいの有無に関わらず)は特にストレスを感じやすいのだろうと思いました。座談会でも、このことに関する話題が多くありました。しょうがい児が複数いる家庭では、お母さんがストレスに感じる要因も多いということは、想像がつくし、お話を聞く限り実際にもそのようでした。しかし、片方の子にしょうがいがあり、もう片方にはない場合特有の悩みもあるようでした。この場合、弟や妹ではなく兄や姉に知的しょうがい等があると、年齢を重ねるごとに兄弟との発達段階の差が埋まっていき、いずれ下の子が上の子よりも能力が上回ってしまいます。このように能力が同等になる前後の時期には、お母さんの不安事や心配事が増えてしまい、育児ストレスも強くなるようでした。このことも配布されたレジュメに「発達の不安や懸念はストレスの要因となっており、全体的に育児ストレスを高くしている(刀根2000)」とあり、納得しながら聞いていました。レジュメには、単純に「発達の不安や懸念」と書いてあるが、座談会でのお話を聴いてみると、兄弟姉妹との関係によっても母親の育児ストレスは高まるのだと分かりました。他にも家族関係、友人関係、部活動、進路・就職などのさまざまな面において、しょうがい児の母親は健常児の母親に比べて育児にストレスを感じたり、ストレスに感じる要因が多かったりするのだと思いました。
 今回の座談会に参加する前の講義で、母性に関する文献をいくつか読んできたので、ここからは、そのことにも関連させながら座談会でのお話を振り返ります。
 まず、文献から分かったことをまとめます。一般に、女性は「産む性」なので、男性よりも子どもを産み育てることに関して役割意識が強く、適性があり、責任も大きいものだと認識されています。このように、現実の社会体制の中で母性の観念が果たしている機能に注目して、母親が育児を担うのがよいとする観念を「母性イデオロギー」といいます。
 この「母性イデオロギー」によって、しょうがい児の母親は一段と育児に苦しむことになるのではないかと思います。なぜなら、「しょうがい」をもった子を産むのは、まぎれもなく母親だからです。「しょうがい」をもった子を産むことで、責任を感じてしまったり、家族から非難されたりしてしまうことがあるようです。こうしてしょうがい児の母親は、産んだ子どもと身の回りの家族に対して申し訳ないという気持ちが少なからずあるのではないかと思います。
 そこで、そのような母親をケアするために、葉 祥明著『“生んでくれてありがとう The Gift  of  Life”』(サンマーク出版)のような絵本が出版されているのだと思いました。この絵本では、生まれる前の子ども自身が、雲の上からどのお母さんがいいか選んで産まれてくるという場面があります。しかも、しょうがいの有無は選ぶ時点で分かっているそうです。だから、しょうがいをもって生まれてくることを受け止めてくれそうな人を選び、安心して生まれてくるそうです。私は以前に同じような内容の本を読んだことがあります。その本には、胎内記憶といって、お母さんのお腹の中にいた時、あるいはそれ以前の記憶をもっている子どものことが書かれていました。そこでも雲の上から子ども自身がお母さんを選んで生まれてきたという記憶があるそうです。そのようなことが本当にあるのかどうかはわからないけど、それを信じることで救われたような気持ちになるお母さんはたくさんいるのではないかと思いました。もし、そのようなことで悩んでいるお母さんがいたら、この本を紹介したいと思います。
 今回、座談会に参加してみて、普段は聴くことのできないしょうがい児の実態やお母さんの悩みなどを聴くことができました。しょうがい児のお母さんには、不安や悩み等がたくさんあって大変そうだと思ったけど、その分、子どもへの愛情も大きいのではないかと感じました。
 
 
 
 
ポン太クラブ座談会に参加しての所感③
 
 今回、ポン太クラブの座談会に参加させていただき、現在育児に取り組んでいらっしゃる母親の方たちの様々な悩みや、育児に対する考えを聞くことができた。ポン太クラブに来られるお母さん方は、障害をもつ子どもを育てている方々で、健常児の育児とは違った様々な悩みや考えを持たれていた。
 その中で、どのお母さんの話を聞いても育児は主に母親の方が行っているようであった。特に障害をもっている子どもの場合、親はなかなか目が離せず子どもにつきっきりになると考えられる。実際にお母さん方の話を聞いていて、そのような方はいらっしゃった。しかし、つきっきりになるのは主に母親の方で、父親のことはあまり話のなかに出てこなかった。これは、父親は日中仕事で家を留守にしており、夜帰ってきても仕事の疲れでなかなか育児に関与していないということが考えられ、家族内の父親と母親の役割の違いが明確化されていると考えられる。アスペルガーのお子さんを2人育てていらっしゃるお母さんは、1人の娘さんが昼夜逆転の生活を送っており、昼は眠っているが、夜に起きて夜中ずっとテレビを見たりお菓子を食べたりしているとおっしゃっていた。このお母さんはこの娘さんだけでなく、もう1人娘さんがいて妹さんの方は昼夜逆転はしておらず、夜は寝て、昼間は学校に行ったりしているようである。この家庭の場合、1日中どちらかの子どもは起きていることになる。しかも2人とも障害を抱えており、パニックに陥らないような配慮や陥ってしまった時の対処、学校のことや将来のことなど子どもに関して考えることや悩むことはたくさんあると思う。そんな中でお母さんに息抜きや休憩の時間はあるのだろうか。休息の時間を確保するためにやはり、父親の協力は必要になってくるだろう。今回は、父親の存在や役割については聞くことはできなかったが、授業で読んだ文献でも父親の育児ストレスや育児に対する意識などについて考えたので、障害をもつ子どもの父親はどうなのか、知りたいと思った。
 それから、授業のなかで「母性」について考えたが、母性についてもこの座談会で聞いたお話と関係させながらもう一度考えたい。私の母性の解釈は、結局は本来備わっている本能的な感情ではなく、社会的に作られた母性イデオロギーの概念で、母親は育児をするといった母親役割のことではないかというものである。この母性という考えは、健常児の母親よりも障害をもった母親の方が強く持っているのではないだろうか。先ほども記述したが、障害児の母親は健常児の母親に比べ、子どもにつきっきりになると考えられる。しかし、つきっきりになって育児をするのは母乳をあげる以外は父親でもできるはずである。だから、どちらかが働いてどちらかが育児に専念するにしても、母親が仕事をして父親が育児をしてもできないわけではない。だが、父親が主に育児を担っている家庭はいまだに少ない。これは社会が作り出した母性の考え方があるからだと考えられる。私のように母性とは女性に本来備わっている子どもを守りたいという感情のことだと思っている人はたくさんいると思う。そのせいで、子育ては母親がするもの、自然としているもの、しなければならないものだという考えが世の中には多くあるような気がする。この考えの中で、ずっと子どもにつきっきりになってお世話をするのが当たり前のようになっているお母さんたちは、育児が苦しくなったりストレスを感じるのではないだろうか。
 また今回は、障害をもつお子さんの兄弟の方がどのような様子かも聞くことができた。兄弟の方たちは、自然とお兄ちゃんや弟をみんなにわかってもらいたい、守っていきたいというような気持ちが芽生えるようである。お母さんたちはそのような兄弟に対して、「あまりかまってあげられない」など申し訳ない気持ちと、頼もしい気持ちがあるようであった。障害児に加え他にも子どもをもつ家庭のお母さんはとても大変だろうと思っていたが、兄弟で協力し合っていたり、手伝いをしてくれているため助かっているということだったので、大変なことばかりでなく、兄弟がいることでお母さんたちの休息の時間ができることもあることがわかった。また、自分の死後などを考えていらっしゃるお母さんもいて、兄弟がいるということで、障害をもった子どもさんのその後も安心できるとおっしゃっていたので、兄弟がいることによるメリットのようなものは大きいと思う。しかし、兄弟児本人にしてみれば、自分の人生もあるし、期待が大きくかかっているようだったら少しつらいだろうなと思った。お母さん方もそこもきちんと考えていたので、どう兄弟児の方と向き合っているのか、もっと詳しく知りたいと思う。
 それから、お母さん方の「子どもに合った子育てをする」というのがとても心に残った。教育学部で学んでいることもあり、子どもはこんな風に成長していくとか、何歳ではこれができるようになるといった教科書通りの子どもの成長を考えていた私にとって、とても考えさせられたことだった。私は今、アルバイトで5歳児以下の子どものお世話をすることがあるが、みんな違って言うことを聞いてくれなく、正直いらいらすることもあるし、どうすればいいかわからなくなることもしばしばある。同じ年の子どもでも、発達の速さや過程は同じなはずはないのだから、1人1人の子どもたちをしっかり理解できるように頑張ろうと思った。教師になったときも同じだと思う。みんな同じ指導をしていては、理解できない子もいるだろうし、逆にやさしすぎてつまらない子もいるかもしれない。特に他の子どもと少し違う障害児のお子さんをお持ちのお母さん方は、子どものペースで子育てをすることが大切だということをよくわかっていらっしゃるのではないかと感じた。
 今回この座談会に参加してみて、普段は関わることのできない障害をもつ子どもをもったお母さん方の貴重なお話を聞くことができた。障害をもっていることで、他のお母さんよりも大変な思いをされているところは多くあると思うが、この座談会で話すことで日ごろのもやもやなども少しは晴れた方もいるのではないだろうか。長い間子育てで忙しい障害児のお母さん方にとって、座談会を開くことは悩みを共有できたり、子育ての知恵や経験を聞くことができるので大変意義深いと思う。
 
ポン太クラブ座談会に参加しての所感④
 
1、            母親の表情
 私が、この座談会で驚いたことはお母様方の表情である。他の人の話にも真剣に耳を傾け、質問し、逆に質問されれば笑顔で応答していた。その姿があるのは何故だろうと思った。一人一人の事情を聞けば聞くほど、疑問に感じた。裏面感情として、支援・地域・他の母親・学校など様々な不安要素があり、今回話題に出ることはなかったが夫婦間の役割分業に不満を抱いている人もいたのではないだろうか。
 『重症心身障害児の母親の「母親意識」の形成と変容のプロセスに関する研究』の論文を参考にすると、子に障害があることがわかると、母親は自責感を持つとあった。また、子に一体化し、自己犠牲を払ってでも、子の人生を全面的に引き受けることを自分の責任や使命と感じるようになっていたとあった。
 座談会で見たお母様方の表情は、この責任と使命を背負っているからこそあるものなのか。私はそれだけとは考えられないと思った。
 もう一つ考えた理由として、<子が障害をもつことへの満足感>である。ある程度子育てをしていくうちに、<トータル・コミックメントの変化>があるとあった。母親が「障害を持つ子で良かった」と満足感を抱いたり、愛おしさを感じたり、ケアに対する動機付けが内発的なものに変化したり、自己の人間成長を認識するという体験をすることが挙げられていた。<トータル・コミックメントの変化>が起こったことにより、人との関わりがしやすくなったのではないだろうか。それだけ、精神的な余裕も増えてきている段階なのかもと考えた。
 しかし、実際は、こんなに簡単に説明できるものではない。ここでは、私が想像していた以上の苦難をお母様方は乗り越え、それをまわりに悟られないくらいに明るく人と関わっていたということだけを最後に述べておく。
2、            学校の決定
 私は、今回の座談会で学校の決定の難しさを改めて知った。子どものニーズにあった学校を探し、そこに通わせてあげられることが親としても理想だろう。お金の問題、学校から自宅までの距離的な問題、同級生の問題、問題は沢山あって、学校の決定は簡単なことではないのだろうとは思っていたが、今回、実話をお母様本人から聞き、そういった大変さを痛感したのだ。
 姉妹ともに障害をもつが、性格は正反対。姉は支援学校で卒業したいという思いがあり、一方で、妹は中学にあがったら部活がしたいという思いがあった。支援学校での運動では物足りないため、妹を普通に中学校に通わせるか迷ったそうだ。でも、学校から自宅までの距離的に、妹は公立中学校、姉は支援学校という選択ができなかったそうだ。結局は、姉が我慢して中学校に転向したそうだ。その時のお母様の気持ちは、言葉で言い表せないほどに苦しかっただろう。自責感よりも強化する状況である。
 そして、初めて知ったことが「自己決定」についてである。学校の決定は必ず、子ども自身に自己決定させなければならない。そうでないと、あとで、「○○○に言われて、行かされた」など問題事となるからだそうだ。子どもとしては、納得のいかない自己決定も多いのだろうなあと思った。親としては、自己決定させなければと躍起になってしまいそうだ。
 そこで、地域に「ポン太クラブ」のような存在があることは、保護者にとっても、子ども達にとっても、とても心強いことだと思った。同じ境遇にいる人間がいるだけで、安心し、心にも余裕ができ、頑張ろうかなという気持ちにもなってくる。ポン太クラブの取り組みは、野外活動や公園、学習塾など、動き回ることも学ぶことも可能である。私たちのような将来教員を目指すものは、無理に新しいものを立ち上げようとせずとも、同じような取り組みをしてみたり、この存在をまわりに広げていくことが障害児をもつ保護者の方や、子どもたちの最も力になれることではないかと思った。
 
3、            子どもが求めているもの
 子どもたちが学校生活を送るためには、子どもたちが求めているもの(ニーズ)を見つけて、理解してあげることがキーポイントだと感じた。今回の話のなかで、小学校の間は「私の行き場所がない。」と言って、周りにいる人は敵ばかりと言って、そのうち全く笑わなくなった。しかし、中学になって支援学校に通いだしてから、自分を受け入れてもらい、自分を取り戻したいという話を聞いた。
 一方で、部活をしたいということから、運動量の少ない支援学校よりも公立中学校の方を選んだ家庭もあった。このように、子ども一人一人がもつ症状、性格などは違っていて、その一人一人が求めているものも異なることを知った。それがうまく組み合わさった時、学校や周りのことが円滑になるのだと思った。
 
4、            知らない実態
 例えば、知的障害と聞いたら、そこには知的に関する問題しかないと今までは思っていた。しかし、実際は、もっと苦しんでいることを知った。
 「引きこもり」「昼夜逆転」「リストカット」「自殺」「うつ」など沢山の言葉を聞いた。こういったことは、おもに健常者の人にあることかと思っていたが、それは私の勝手な思い込みであったことを知った。こういった知らない実態はまだ沢山あるのだと気付いた。
 
 
 
 
ポン太クラブ座談会に参加しての所感⑤ 
 
 今回、障害児のお母さん方のお話を聞けることができて、大変貴重な経験になった。自己紹介のときも慎重に言葉を選んで、いつもよりはるかに緊張した。
話を聞いてみると、みなさんとても明るく、私が思っていた「障害児の母親」とは違った。「私の子って、本当に変わってておもしろいの。」といわんばかりのエピソードが印象に残っている。仲間に話すことで、自分の中に溜め込んでいたものを聞いてもらうだけでも、すっきりするのだろうなと思った。レジュメにもあるが、役割的期待の自己調整がうまくできているのかなと感じた。しかし、どのお母さんも一度は自責感を抱くのではないかと思う。「どうして私の子だけ…」と思うのも無理はない。それを乗り越えて「子が障害をもつことへの満足感」を感じることができるのだと思う。簡単に満足することはできないと思うし、きれいごとのように聞こえたりもする。私は、満足感を抱けない母親ももちろんいると思う。障害児をもつ母親の価値観を容易に決めつけてはいけないと思う。とてもエデリケートな問題であり、結局ほとんどの人が「障害児の母親って大変、かわいそうに」とありきたりな言葉で済ませてしまう。しかしこれは、障害児の母親からしてみれば何もわかっていないのにと反感をかってしまう。障害児をもってみないとわからないというのが正論である。
今回の座談会では、障害児の兄弟について話す場面があった。その中で障害児の弟をもつ姉の言葉が忘れられない。~略~ 私はこの言葉を聞いたとき、「考え方がずれている」という部分がまるで自分に言われたものであるかのように感じた。ドキッとして、もし私が教壇に立ったとき、障害のことについて話す状況に遭遇したらうまく言葉にすることができるのだろうかと思った。自分のクラスに、障害児の兄弟をもつ生徒がいてもその子ときちんと向き合うことができるのだろうかと不安に思った。自分の考え方が例え受け容れられなかったとしても、自分なりの意見をきちんともって子どもたちに教えることが大切だと気付かされた。今回の座談会の中で、学ぶことはたくさんあった。中でも、兄弟や母親・父親など家族のきづなが、障害児の育児に与える影響力は大きいと思った。お母さん方と一緒に貴重な時間を共有することができて本当によかったです。ありがとうございました。
 
 
 
 
ポン太クラブ座談会に参加しての所感⑥
 
1210日に行われたポン太学習会の座談会を通して感じたことは、しょうがい児の母親が想像以上に悩んだり苦労したりして大変だということ、しょうがい児の育児には、母親としょうがい児だけでなく、兄弟も深く関わっていること、しょうがい児を育てるとき、しょうがい児の個性や特徴をそのまま認めて受け入れ、その子どもにあったやり方で育てていくことが大事である、アスペルガーなどのしょうがいの症状など、大きく分けて4つのことを感じた。
まず母親の苦労として、母親の実際のしょうがい児の育児の話を聞くと、実情はとても大変だということが分かった。具体的には、学校に行けなくて家にいる子どもにつきっきりになったり、昼夜逆転の子どもに合わせて行動したり、他の兄弟に関わる時間が持てなかったり、また施設や学校から受け入れを断られたり、子どもが笑わなくなっていく様子をみたり、子どもの将来や進路に悩んだりなどがあった。その話を聞いて、子育ては母親にとってとても孤独できついものであり、時間も子ども中心になり、また父親の話が全くなかったので、母親中心の子育てであると感じた。このことは、「母性イデオロギー」の特徴と一致する。母性イデオロギーは、性別役割分業意識が強い、子ども中心主義、母子関係が特殊密着型であるというものである。育児は母親がするものという考え方で、実際の話でも父親と子どもの出来事はあまりきかず、負担の多くが母親にかかっているように感じた。また、子どものしょうがいにも困るかもしれないが、子どもにつきっきりで母親自身の余暇の時間は全くないように感じた。核家族化に伴い、以前は地域の人も含めた目で、子どもが見守られていたが、その産育のシステムが解体し、母子関係ばかりが強調されるようになったことは、しょうがい児の子どもをもった母親にとってより一層負担になっていると思った。
 兄弟についての話では、しょうがいのある子どもにつきっきりになる分、他の子どもの面倒を細かく見てあげることができず寂しい思いをさせてしまったという話や、兄弟がしょうがいのある弟を気遣って、よりよく生活できるように配慮したり、我慢して大人のような考えをしたり、また13歳のしょうがいのある子どもがやっとできるようになったことを三歳の妹ができるようになり、妹に頼らなければならないしょうがい児のつらさなど、兄弟児にも悩みがあることを知った。今まで、お母さんとしょうがい児だけ注目して考えていたので、その話が出た時は驚いた。兄弟児が心理的に余裕を持てるように親と安心して接することができればよいと思うが、お母さんから見ると自分の時間も十分にないときに、健常児の子どもまで細かく接する余裕はないように思ったし、また健常児の子どもへの対応が十分でないことがさらにお母さんの負担になっているように感じた。これは現在問題になっている少子化につながるのではないかと思う。出生率の維持のために、産育の制度化として、一家の働き手が一人の場合に対する収入補助の意味をもつ単一賃金手当や、病院での出産の医療費の無料化、出産の施設化などの出産手当などがあるが、経済的な政策だけでなく、実際の母親の育児の支援や相談を受ける労力の面の政策がとても求められていると感じた。
また、しょうがい兄弟児の立場から見ても、弟のために過ごしやすい環境を整えてあげたいが、何もしてあげられないという気持ちと同時に、うまくいかなくても弟のことは否定したくないという気持ちなど子どもなりの葛藤やストレスがかかっていると思った。教育の講義を受けていると通常学級には、アスペルガー症候群や注意欠損多動障害、自閉症などの障害を持った子どもも2,3人はいるということをよく聞くが、しょうがい児の兄弟がいる子どもも別の学級でいることになる。その子どもへの対応やケアについては考えたことがなかったが、その子どもを通して、家庭の状況や兄弟への思いなどを話せるよう積極的に話しかけたり、しょうがい児やお母さんの周りの環境をサポートしていくことが、兄弟児の負担も軽減につながるかもしれないと思った。
座談会では、実際の生活の出来事からしょうがいの症状がどういうものなのかの具体的な話があった。例えば、アスペルガー症候群の子どもでは、運動などの好きなことには夢中になるが、周りの人との関わりがうまく持てず、大多数の人に中にいることが苦手だったり、部活の練習は一生懸命でまじめだが、雑談など友達とのコミュニケーションが難しいなどである。そのため引きこもりになったり、不登校になってしまうという話もあった。また、自閉症の子どもでは、話せる言葉が少なく、乱暴になったり、自分の主張を通そうとしたり、うまく伝えられず他の子どもをたたいてしまうこともあることを知った。講義では、具体的な話はあるが、やはり言語能力に遅れがあるや社会適応能力に遅れがあるなど一般的なことが多い。しかし話を聞くと、一般的な知識にはあっているものの、その子ども一人一人によって症状は違い、好きなことや夢中になりこだわることも異なってくるので、その子どもにあった対応が必要であり、またそれを障害としてとらえつつも、その子どもの特徴であると周りが認めながらその子に合ったやり方で育てていくことが大事であると思った。
ポン太クラブの座談会を通して、しょうがい児の子どもを持つ母親の大変さを知ったと同時に、その周りのサポートや環境がいかに大事であるかが分かった。「母性保護」というのを授業で習ったが、母性保護は、妊娠、出産、哺乳及び整理など女性の生理的な部位の保護にとどめ、産育は、男女や家庭、地域、社会を含んだ全体としての「産育保護」の整備が求められると感じた。

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